子供たち:ルールってなんなのさ
ウチは共働きであるからして、帰宅は18時ぐらい。
上の子は現在小学校二年生。
入学して学童保育に入れたけど、半年ほどで飽きて辞めてしまい、
今は所謂鍵っ子(いまどきこういう言い方するのか知らんけど)。
もちろん、辞めるときにルールを決めた。
・家に帰ったら電話する事
・遊びに行くときは電話をすること、
・宿題や片付け、明日の準備をすべて終わらせてから遊びに行くこと。
・約束した時間には帰る事。
最低限、これだけは守るようにと約束した。
が、やっぱり2年生も半年を過ぎ、性格も思考も成長して、要領とかわかるようになり、なれると色々いい加減になってくる。
夏休みが終わったころから、電話をしなかったり、宿題をやってなかったり、玄関前にランドセルや服が散乱してたり。
その度に言い聞かせるけど、「急いでた」とか「忘れてた」とか言い訳をする。
で、少し改善するけど、また徐々にいい加減になる。
昨日、帰ってきた電話をしてきたとき「今日は遊びに行くの?」って聞いたら「今日は行かない」との事。
「まぁ、もし遊びに行くなら宿題とかちゃんとやって、5時までには帰りなよ」
「はーい」
夕方、休憩中にふと気になり自宅のWebカメラにログインすると、部屋が真っ暗。
んー?寝てるのか?ちょっと心配になる。電話をしたが出ない。
退社時間、駅まで歩いてると自宅から電話。
「ただいまー、今帰った」
「へ?どっか行ってたの?」
「うん、遊びに行ってた」
17時半である。うーん、しばらく静観してたけど、ちょっとひどいので帰宅後に話をすることにした。
ルールとは、決まり。守りましょうって事。
かかわる人が、心配したり、困ったりしないように、決めたこと。
ルールを守れないなら、遊びに行くことが出来なくなるよ?
ルールを守らないってことは、自分の首を絞めるに等しいこと。
道路、横断歩道や信号がたくさんあって、走りにくいんだよ。
近所の横断歩道、信号がなかったのに、信号が取り付けられて、
人が渡らないのに赤信号で待たなきゃならなくなって、渋滞が増えたよね?
何もないところに横断歩道が出来るの、なんでかわかる?
道路を使う人や車は、道路交通法ってルールを守らなきゃいけない。
人が道路を渡るときには、横断禁止の看板が無ければ、横断歩道じゃない場所でもわたっても良いことになってる。
ただし、近くに横断歩道があったら、面倒でもそこを渡らないといけないし、車が走ってる時には、飛び出したり無理な横断をしちゃいけない。
けど、「当たったら車が悪いんだし」とか開き直って好きなってにわたる人が居て、本当に事故になりかけたり、なったりして、危険だからと横断歩道が出来る。
狭い区間にいくつも横断歩道が出来るのは、そういう事。
で、信号のない横断歩道のルールは「歩行者優先」だ。
横断歩道に人が待っているときは、必ず車は止まって歩行者を先に渡らせる必要がある。
ゆっくり歩いていようが、這っていようが、それが横断歩道上であるからには、歩行者を安全に渡らせる義務が、車を運転する人にはある。
でもねー、そんなルールすら知らない(と言うより覚えていない)運転手がたくさんいる。
知っていても、止まるのが面倒だからとか、勝手な理由で守らない人がたくさんいる。
酷いのになると、横断歩道を渡っている歩行者にクラクション鳴らして突っ込んでくる。
で、危ないから信号機が付く。
そうやって、短い距離なのに信号がたくさん並んで、歩行者が居る居ないにかかわらず、車は待たなきゃいけなくなって、渋滞が増えて、不便になって、、、。
結局、ルールを守らない人たちが、わざわざルールを厳しくしてる。
で、ルールを守っている人たちも巻き添えにする。
同じような事、他にもたくさんある。
君も一緒。
家の約束を守れないのであれば、お父さんとお母さんはルールを厳しくせざるを得ない。
遊びに行くときの約束が守れないんだったら、そもそも遊びに行くな、と言う事。
そういう事、ちゃんと考えて、ルールってのは何なのか考えて、そのうえで行動しなさい。
とか、ながーい話をちゃんと正座して聞いてるのは偉いなぁと思うけど、
すぐには守れないよね。
今は、いい。大人になった時に、頭の片隅に覚えておいてくれたらね。